【企業評価WG 経審評価項目に「生産性向上」 専門工事業の評価も試行】
〓〓〓〓〓 mfacニュース 平成29年5月2日配信 〓〓〓〓〓〓〓
★建設産業政策会議に設けられている
企業評価ワーキンググループ(WG)の第3回会合が、
4月28日に開催されました。
今回は、
公共工事・民間工事を問わず、
建設業界の10年後を見据えた
建設事業者の評価制度のあり方の検討に当たって、
その基本的な考え方が示され、
具体的な方向性が見えてきました。
主に次のような内容となっています。
①経審評価項目の見直しと申請手続きの負担軽減
②専門工事業者評価の仕組み導入
③発注者毎の評価(入札参加申請や総合評価等)の推進
④民間工事発注者への建設企業情報提供
このうち、①と②を細かく見てみると、
■経営事項審査の評価項目の見直しと手続き見直し
・生産性の指標を設け、生産性向上への取り組みを評価
・社保未加入の減点強化や長時間労働防止策への加点など
働き方改革への取り組みを評価
・防災協定締結の加点拡大や建機保有状況に関する加点方法の変更と
除雪など一部の役務提供評価による地域貢献度を評価
・工事経歴や技術職員の確認書類など膨大な資料の削減検討
■専門工事業者評価の仕組み導入
・各専門工事業の特性を踏まえて専門工事業者に対する
評価の仕組みを導入(試行的に導入)
・技能検定保有者や建設マスターなどの
優秀な技能労働者に対する評価を導入
となっています。
これまで、
専門工事業者をメインにした企業評価は、
あまり為されていませんでした。
今の段階では、
経審の一部となるのか、或いは、
別途に評価制度を設けるかは
明らかになっていませんが、
いずれにしても、
専門工事業者を想定した企業評価が、
制度化される模様です。
並行して議論が進んでいる「法制度・許可WG」では、
6月頃を目途に、
取りまとめを行う予定ですので、
こちらのWGも同じ時期に、
とりまとめが発表されるかもしれません。
詳細は、こちら→
「国交省/専門工事業の評価制度創設提案/産業政策会議WGに、試行導入経て指針整備」
(日刊建設工業新聞より)
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