【国交省/経審改正案 CCUS導入実績/担い手確保促進策など加点評価】

〓〓〓〓〓  mfacニュース 令和4年3月23日配信  〓〓〓〓〓〓〓

国土交通省は、
14日に開催した中央建設業審議会の総会のなかで、
主にW点の見直しに関する経営事項審査改正案を提示しました。

追加される審査項目は、
①CCUSの現場導入状況(CCUS現場登録やカードリーダー設置など)
②WLB(ワーク・ライフ・バランス)施策の取組み状況

①は、CCUS普及の観点からのもので、
現場従事者のCCUS就業履歴を蓄積できる環境を整備した元請企業が、
対象となります。
加点数は、
・直近の事業年度に施工したすべての建設工事で実施 = 15点加点
・直近の事業年度に施工したすべての公共工事で実施 = 10点加点
現場登録やカードリーダー設置、現場利用料などの環境整備を要しますが、
これらは、元請企業が負担することから、
元請を評価対象とするとしています。

②は、担い手の確保・育成に関するもので、
企業の雇用や就労環境向上策を評価します。
主に厚労省が主管となっている
・えるぼし認定(女性就労環境向上)
・くるみん認定(子育て世帯就労環境向上)
・ユースエール(若者就労就労環境向上)
これらのうち、認定を取得したもので最も高い評点(最大5点)により、
加点するとしています。

上記の①と②の加点項目追加に伴い、
W点が20点加点されます。
このままでは、
総合評定値PにおけるW評点のウエイトが増加してしまうことから、
W点に乗じるウエイトを
現行の(200分の1,900)から(200分の1,750)に下げて、
YやZなど、他の評点のウエイトバランスを維持するようです。

このほか、
建設機械の保有状況の評価対象となる建設機械が拡大されるなど、
W点内で見直しが実施される予定です。

この改正は、
今年6月に交付され、
来年1月に施行される予定です。

 詳細は、こちら↓ 
・「国交省/経審改正案を公表/CCUS全現場導入を加点、WLBなども考慮」
(日刊建設工業新聞より)

 参考)↓ 
・「中央建設業審議会(令和4年3月14日開催)配布資料」
(資料5)「経営事項審査の改正について(PDF)」をご覧ください。
(国交省ホームページより)


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